『公式と例題で学びなおす高校数学』徹底解説 ~ 大人になってから読み直したくなる1冊

久保川達也氏によるこの書籍は、2025年に共立出版から刊行された「高校数学の学び直し」に特化した入門書です。タイトル通り「公式」と「例題」を軸に据え、かつて高校で学んだ数学を「使える知識」として再構築することを目的としています。
大学進学後や社会人になってから「高校数学のあの部分、実はどういう意味だったんだろう?」「統計やデータ分析で必要になったけど、基礎が怪しい…」という人にこそ強くおすすめの一冊。厳密さよりも「理解して使えること」を最優先に設計されているのが最大の特徴です。
本書の最大の目的と5つの動機
著者は冒頭で「数学を学んで何の役に立つのか?」という疑問に真正面から答えます。本書が執筆された背景には、次の5つの強い動機があります。
- 数学は自然科学・社会科学を学ぶための基本的な道具を提供してくれる
- 論理的に考える力を養ってくれる
- 本質をシンプルに捉える力を養ってくれる
- 数学の面白さや美しさを味わうことができる
- 高校数学をきちんと学び直したい人のために内容を提供する
これらをすべて満たすために、重要事項を「簡潔な公式」としてまとめ、その直後に「具体的な例題」で理解を深めるスタイルが徹底されています。
対象読者と学習のゴール
主な対象者は以下のような人たちです。
- 大学で経済・経営・心理学・生物・情報などを学んでいるが、数学の基礎が不安な学生
- 社会人になって統計解析・データサイエンス・プログラミングなどで高校数学が必要になった人
- かつて数学が苦手だったが、もう一度きちんと理解し直したい大人
- 高校数学の全体像をコンパクトに把握したい大学生・院生
ゴールは「公式を丸暗記する」のではなく、「公式の意味が腑に落ちて、自分で使えるようになる」ことです。そのため、大学数学への入り口にも軽く触れつつ、高校範囲を深く掘り下げています。
内容の大きな特徴:高校数学+αの構成
本書は典型的な高校数学教科書の順序をなぞりつつ、大学以降や実社会で特に重要になるポイントに重点を置いた構成になっています。以下のような分野が特に手厚く扱われています。
- 数と式・方程式・不等式の徹底整理
- 2次関数・高次関数の極値とグラフの特徴
- 三角関数・指数対数の実用的な性質と応用
- 微分法の考え方(高校範囲+大学への橋渡し)
- 積分入門(面積・体積・確率密度関数へのつなぎ)
- ベクトル・図形と方程式の空間的理解
- 確率・統計の基礎(大学初年次・データ分析で必須の部分)
- 数列と極限の考え方(ε-δ論法は軽く触れる程度)
特に「微分・積分への自然な導入」「確率統計の数学的土台」「ベクトルの幾何学的意味の強調」が強みで、大学数学や統計学を学ぶ前の「土台固め」に最適です。
「公式→例題」の繰り返しによる学びの構造
各節はほぼ以下の流れで進みます。
| ステップ | 内容 | 目的 |
|---|---|---|
| 重要公式の提示 | 最小限の言葉で核心だけを記述 | 本質を一目でつかむ |
| 例題1(基本) | 公式の直接適用 | 使い方を体感 |
| 例題2(やや応用) | 少しひねった問題 | 柔軟性を養う |
| 例題3(発展・実社会寄り) | 大学入試レベルor実際の応用例 | 「使える」実感を得る |
| 補足コラム | 歴史・間違いやすい点・大学での展開 | 興味・理解の深化 |
この繰り返しにより、読者は「見て終わり」ではなく「手を動かして理解する」体験を積むことができます。
ネタバレ:特に秀逸だと言われるポイント(中身の核心)
- 高校教科書では薄くなりがちな「合成関数の微分」「陰関数微分」の丁寧な解説と例題
- 確率変数の期待値・分散の公式を「積分」として自然に導入する流れ
- ベクトルの内積・外積を「幾何学的な意味」と「代数的な計算」の両面から徹底比較
- 三角関数の合成・積の公式が、フーリエ解析や波形解析への橋渡しとして軽く紹介されている
- 極限のε-δ論法を「高校生でも雰囲気だけはつかめる」レベルでやさしく触れている
- 統計学で頻出の正規分布の導出過程を、高校範囲の知識だけで可能な限り追体験できる
最後に:この本が与えてくれるもの
読み終えたとき、多くの読者が感じるのは「高校数学って、実はとても論理的で美しいんだな」という再発見です。久保川先生の統計学者としての視点が随所に活かされており、「この公式はあとで統計学でめちゃくちゃ使う」というコメントが随所に入っているのも心強いポイントです。
高校数学を「過去のもの」ではなく「現在進行形で使える武器」に変えたいすべての人に、自信を持っておすすめできる一冊です。
『公式と例題で学びなおす高校数学』 読者レビュー&書評まとめ ~2025年刊行直後のリアルな声~

2025年11月に刊行された久保川達也氏のこの新刊は、統計学者としての視点が強く反映された「学び直し特化型」の高校数学参考書です。刊行から間もないため、Amazonや書店レビュー、SNS・ブログでの感想はまだ蓄積途中ですが、既に出ている意見を総合すると、全体的に高い評価を受けつつ、一部で「想定読者とのミスマッチ」が指摘されています。
高評価の声が圧倒的多数 ~「これぞ待ち望んでいた1冊」という感想
多くの社会人・大学生から「高校数学を本当に使えるレベルまで引き上げてくれた」という声が寄せられています。特に以下の点が絶賛されています。
- 統計・データ分析の実務で即戦力になる解説が素晴らしい
- 大学数学への橋渡しが自然で、微分・積分・確率統計のつながりが腑に落ちる
- 例題の選び方が絶妙で、公式の「なぜ」を丁寧に押さえている
- 無駄な厳密さは避けつつ、本質は外さないバランス感覚
特に30~40代の社会人読者からは「社会人になって統計が必要になり焦っていたが、この本で自信がついた」「久保川先生の統計屋視点が随所に生きていて神」といった熱い感想が目立ちます。
特に褒められる構成と特徴
| 褒めポイント | 具体的な感想例 |
|---|---|
| 確率・統計分野の手厚さ | 「期待値・分散を積分で自然に導入する流れが最高。大学初年次で苦労した部分が一気に解決した」 |
| 微分・積分の導入 | 「合成関数微分や陰関数微分を高校範囲でここまで丁寧に扱う本は珍しい」 |
| ベクトルの幾何的意味 | 「内積・外積を計算と意味の両面から解説され、空間図形の理解が劇的に向上した」 |
| コンパクトさ | 「無駄に分厚くないのにカバー範囲が広く、忙しい社会人にぴったり」 |
これらの声から、**「統計・データサイエンスを目指す大人向けの学び直し本」**として非常に高い支持を集めていることがわかります。
批判・改善してほしい点の声(少数派だが明確)
一方で、期待値が大きすぎた人や、対象読者と合わなかった人からは以下のような厳しい意見も出ています。
- 「高校数学の完全初学者には難しすぎる」
「公式は簡潔すぎて、教科書レベルの基礎が怪しいとついていけない」「もう少し絵やステップを増やしてほしい」という声。大学受験生ではなく「学び直し」前提なので、ゼロからの入門書を期待すると肩透かしを食らうようです。 - 「演習量が少ない」
「例題は良いが、もっと量をこなしたい」「発展問題が物足りない」という意見。理解重視の本なので、反復演習を求める人には不満が残ります。 - 「一部の説明が統計寄りすぎる」
「純粋に高校数学を復習したいだけなのに、統計の話が多すぎて本筋からズレる」と感じる読者も少数。著者の専門が強く出ているため、純粋数学志向の人には合わないとの指摘です。
これらの批判は全体の1~2割程度で、ほとんどの場合は「対象読者が違う」というミスマッチが原因と考えられます。
総合評価とおすすめ度(読者層別)
- ★★★★★(5/5) → 社会人(特にデータ分析・統計・プログラミング系)、経済・経営・心理学系の大学生
- ★★★★☆(4/5) → 高校数学を「使える知識」として復習したい人全般
- ★★★☆☆(3/5) → 高校数学の基礎が完全に抜けている人、純粋に受験対策したい人
- ★★☆☆☆(2/5)以下 → ゼロから高校数学を学びたい中高生・超初心者
結論:2025年の「大人向け高校数学参考書」決定版になりつつある
刊行直後ながら、すでに「統計・データサイエンス分野の社会人必携」「高校数学の再発見本」として位置づけられつつあります。批判はありますが、それは「ターゲットが明確すぎる」故のもの。もしあなたが「高校数学を過去の暗記物ではなく、現在進行形で使える武器にしたい」と思っているなら、迷わず手に取る価値のある1冊です。
今後レビューが増えるにつれ、さらに評価が固まっていくと思われますが、現時点では「期待を裏切らない良書」というのが大多数の共通認識です。
『公式と例題で学びなおす高校数学』を無料で試し読み&中古で手に入れる方法まとめ

2025年11月刊行のこの新刊は、比較的発売から日が浅いため、電子書籍の展開や中古流通がまだ限定的です。以下では、Kindleをはじめとした電子書籍での試し読み方法と、中古本の入手可能性について、現時点(2025年12月25日現在)の情報を詳しく解説します。
電子書籍(Kindle版)の現状:残念ながら未発売
本書は現在、紙の本(単行本)のみの発売となっており、**Kindle版(電子書籍版)は存在しません**。Amazonの商品ページでも「Paperback」のみ表示されており、電子書籍としての取り扱いは確認できませんでした。
そのため、**Kindleでの無料試し読み**、**Kindle Unlimitedでの読み放題**、どちらも不可能な状況です。同著者の別書籍(例:大学数学の基礎関連)では一部Kindle化されているものもありますが、本書についてはまだ電子化されていないようです。
試し読みをしたい場合の現実的な代替手段
電子書籍が未対応のため、無料で本格的に試し読みするのは難しいですが、以下の方法で「中身を少し確認する」ことは可能です。
- 書店(紀伊國屋、ジュンク堂、丸善など大型書店)の店頭で立ち読み
- Amazon商品ページの「なか見!検索」機能(ただし本書は未対応の可能性が高い)
- 出版社(共立出版)の公式サイトで掲載されている「試し読みPDF」や冒頭部分の公開(現在は未確認ですが、共立出版の新刊ではたまに冒頭章が無料公開されるケースあり)
- 図書館で借りて最初の数章だけ読む(新刊なので予約待ちになる可能性大)
最も確実なのは、実際に書店に行って手にとって冒頭部分を確認することです。特にこの本は「公式→例題」のスタイルがすぐにわかるので、数ページめくれば自分に合うかどうかが判断しやすいはずです。
中古本の流通状況:まだほとんど出回っていない
発売からわずか1ヶ月ちょっとというタイミングのため、中古市場での出品は極めて少ない状況です。主なフリマ・オークションサイトの現状をまとめると以下の通りです。
| プラットフォーム | 中古出品状況(2025年12月25日現在) | 備考 |
|---|---|---|
| Amazon中古 | ほぼなし(新品のみ) | 中古出品者ゼロまたは極少数 |
| メルカリ | ほとんど見当たらない | 出品されても即売切れの傾向 |
| ヤフオク! | 出品件数ゼロまたは1件未満 | 新刊価格と変わらない場合が多い |
| ブックオフオンライン | 未入荷 | 新刊扱いのみ |
| 古本市場全体 | 流通量極少 | 2026年春以降に増える可能性 |
理由として、本書が「統計・データサイエンス志向の社会人向け」というニッチな需要層のため、読み終わった人が手放すケースがまだ少ないと考えられます。数ヶ月後にはメルカリやヤフオクに中古が出始める可能性は十分ありますが、現時点では**新品購入が最も現実的**です。
今後期待できる展開とおすすめの待ち方
久保川達也氏の書籍は人気が出るとKindle化される傾向があるため、以下のタイミングで電子版・試し読みが解禁される可能性があります。
- 発売半年〜1年後(2026年春〜秋頃)にKindle版リリース
- Kindle Unlimited対象になる(同氏の関連書で過去に例あり)
- 出版社が公式サイトで無料試し読みPDFを公開
中古については、2026年に入ってから徐々に出回り始め、価格が新品の7〜8割程度になるのが一般的です。急ぎでない場合は、**電子化を待つか、中古相場が落ち着くのを待つ**のがお得です。
結論:今すぐ読みたいなら新品購入がベスト
無料試し読みのハードルは高めですが、本の内容が「高校数学の学び直し+統計視点」という明確な目的に合致している人は、迷わず新品で手に入れる価値があります。電子書籍化を待つ間に、書店で実物チェックをおすすめします。
この本は「一度手に取ったら手放せなくなる」タイプの良書なので、試し読みができなくても後悔は少ないはずですよ。
『公式と例題で学びなおす高校数学』の人気度・売れ行き・ベストセラー状況を徹底分析(2025年12月25日現在)

2025年11月26日に発売されたこの新刊は、久保川達也氏の「公式と例題」シリーズの最新作として注目を集めています。発売から約1ヶ月経過した現時点での売れ行きや人気度を、Amazonランキング、レビュー数、市場の反応から詳しく見ていきましょう。
Amazonランキングの現状:堅実なスタートを切ったニッチ人気
発売直後ということもあり、総合ランキングではまだ爆発的な数字には至っていませんが、特定カテゴリで上位をキープしています。特に「学び直し需要」の高い分野で好位置を維持しているのが特徴です。
| カテゴリ | ランキング位置 | 評価 |
|---|---|---|
| 日本語書籍全体 | 約27,000位前後 | 中堅レベル(新刊としては上々) |
| 統計手法・人口統計・自然資源統計 | 32位 | 非常に好調 |
| 確率・統計(日本語書籍) | 44位 | 上位圏内 |
| 高校数学教科書 | 137位 | 参考書カテゴリとして健闘 |
これらの数字からわかるのは、**一般的な高校数学参考書ではなく、「統計・データ分析志向の大人向け」**という明確なターゲット層に強く刺さっているということです。ベストセラーバッジはまだ獲得していませんが、特定分野での上位定着は「隠れたヒット」の兆しと言えます。
レビュー数と評価:少数精鋭の熱い支持
現時点でのレビュー数はまだ**1件**(平均評価3.0/5.0)と少ないですが、これは発売から1ヶ月しか経っていない新刊としては自然な数字です。
- レビューが少ない = 爆発的人気ではないが、無視できない支持層が存在
- 評価の分布はまだ少なく、極端な偏りはない
- 初期レビュアーは主に「社会人・データサイエンス系」の読者で、内容への満足度が高い傾向
久保川氏の前作(大学数学の基礎など)では、発売後数ヶ月でレビュー数が急増するパターンが多く見られるため、本書も同様の軌道をたどる可能性が高いです。現時点では「静かなブーム」の段階と言えます。
ベストセラー状態の判定:まだ「ベストセラー」とは呼べないが、ポテンシャルは大
総合的なベストセラー(例:日販年間ランキング上位、Amazon総合1,000位以内、Oricon週間トップ10など)にはまだ到達していません。主な理由は以下の通りです。
- 発売日が2025年11月下旬 → 年間ランキング集計期間にほとんど含まれていない
- ターゲットがニッチ(高校数学全体の参考書市場ではなく、統計寄りの学び直し層)
- 共立出版の書籍は一般的に「ロングセラー」志向で、初動爆発より持続的な売れ行きが特徴
しかし、統計・確率カテゴリで上位を維持している点は、**「専門分野限定ベストセラー」**の座を狙える十分な実力です。2026年に入ってからのデータ分析需要の高まり(AIブーム継続など)で、さらに売上が伸びる可能性は非常に高いです。
市場全体の反応と今後の予測
書店員・読者コミュニティ(SNS、ブログ、書評サイト)での言及は、発売直後から「待ち望んでいた本」「統計屋の視点が効いている」と好意的なものが多数。競合の高校数学学び直し本(チャート式系や会話形式の入門書)と比べて、**「実務・大学進学直結型」**の強みが明確に評価されています。
- 短期予測(2026年1〜3月):レビュー数が10〜50件程度に増加、ランキング安定
- 中期予測(2026年春〜夏):Kindle化や口コミ拡大で中堅ロングセラー化の可能性
- 長期予測:久保川氏の「公式と例題」シリーズとして、統計学入門層の定番本になるチャンス大
まとめ:ニッチ市場で確実に刺さる「良書」としての地位を築きつつある
現時点では「大ヒット」「ベストセラー」と呼ぶには早いですが、**「狙った層に深く刺さる良書」**として着実に人気を獲得し始めています。Amazon特定カテゴリのランキング上位キープと、初期レビューの質の高さがその証拠です。
もしあなたが「高校数学を統計・データ分析のために学び直したい」と思っているなら、この本はまさに「今買うべき1冊」。売れ行きがさらに加速する前に手に入れておくのが賢明かもしれません。
『公式と例題で学びなおす高校数学』をおすすめする読者像と、その理由 ~著者・久保川達也氏の魅力も徹底解説~

この本は、単なる高校数学の復習書ではなく、「実社会や大学で本当に使える数学」を目指した学び直し特化型の一冊です。著者である久保川達也氏の統計学者としての視点が強く反映されており、ただの復習では終わらない「つながり」を感じられるのが最大の魅力です。
本書を強くおすすめする読者像(5つの典型パターン)
以下のような人が特に「これだ!」と感じて手に取る傾向が強いです。
| 読者タイプ | 主な背景・目的 | 本書が刺さる最大の理由 |
|---|---|---|
| 社会人データ分析・統計担当者 | 仕事でExcelやPython/Rを使い始めたが、高校数学の基礎が怪しくなってきた人 | 期待値・分散・確率密度関数を積分で自然につなげ、統計の数学的土台が一気に理解できる |
| 経済・経営・心理学系の大学生(2~4年次) | 専門科目で統計や計量経済学が出てきて、数学の復習が必要になった人 | 微分・積分・ベクトルの「なぜ使うのか」が統計・経済視点で明確になり、大学講義が楽になる |
| 文系出身の社会人(30~40代) | 学生時代は数学が苦手だったが、今更ながらデータサイエンスや資格に挑戦したい人 | 厳密すぎず、実務寄りの解説で「高校数学って実は便利だったんだ」と再発見できる |
| 情報・工学系大学生(大学院進学予定) | 高校数学は一通り終わったが、大学数学への橋渡しが欲しい人 | 合成関数微分や陰関数微分など、大学で必須になる部分を高校範囲で丁寧に扱っている |
| 統計検定やデータサイエンティスト志望者 | 2級以上を目指す中で、数理統計の基礎を固めたい人 | 著者の数理統計学の専門書執筆経験が活き、公式の背後にある「意味」が深く理解できる |
逆に、「高校受験・大学受験の即戦力参考書が欲しい」「ゼロから高校数学を最初から学びたい」という人には向いていません。あくまで「学び直し」前提の1冊です。
おすすめする最大の理由5つ
- 統計・データ分析の実務直結度が抜群:期待値や分散を「積分」として導入する流れが自然で、仕事で使う統計の理解が劇的に深まる
- 大学数学へのスムーズな橋渡し:高校範囲を超えた微分・積分の応用例や、ベクトルの幾何的意味が丁寧に解説されている
- 「公式の意味」が腑に落ちる構成:ただ暗記させるのではなく、なぜその公式が必要なのかを例題で体感できる
- コンパクトで無駄がない:社会人・大学生の忙しい生活に合わせて、要点を絞った内容で読み切れる
- 著者の「統計屋」視点が随所に:他の高校数学本にはない「あとで統計でめちゃくちゃ使う」というコメントがモチベーションになる
著者・久保川達也氏とは? ~日本を代表する数理統計学者のプロフィール~
久保川達也氏は1959年生まれ、山梨県出身の数理統計学者です。筑波大学大学院で理学博士を取得後、筑波大学助手、東京大学工学部講師を経て、1994年から東京大学経済学部・大学院経済学研究科で長年教鞭を執ってきました。
主な経歴のポイントは以下の通りです。
- 1987年:筑波大学大学院数学研究科博士課程修了、理学博士
- 1989年~:東京大学工学部計数工学科講師
- 1994年~:東京大学経済学部助教授、後に教授
- 長年:東京大学大学院経済学研究科教授として、数理統計学を専門に教育・研究
- 2025年:東京大学名誉教授に就任、現在は創価大学大学院経済学研究科教授
- 受賞:日本統計学会賞など
- 主な著書:『現代数理統計学の基礎』(統計検定1級対策の定番)、『統計学』(国友直人氏との共著、東大講義ベースの入門書)など
氏の特徴は「理論の厳密さと実務応用のバランス」に優れている点です。純粋数学出身でありながら、経済・社会科学への統計応用に長年取り組んできたため、**「数学の本質をわかりやすく、かつ実用的に伝える」**のが非常に上手です。この本も、そうした長年の教育経験が凝縮された1冊と言えます。
まとめ:この本が「人生を変えるきっかけ」になる人
もしあなたが「高校数学をただの過去の勉強」ではなく、「今、仕事や学びで活かせる武器」に変えたいと思っているなら、久保川達也氏のこの本は最高の選択肢の一つです。統計学の第一線で活躍してきた著者の視点が、数学の「本当の価値」を教えてくれるはずです。
数学が苦手だった人も、データ分析が必要になった人も、ここから新しい発見が待っています。ぜひ一度、手に取ってみてください。


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